ロボット掃除機8機種の比較― 自動化の範囲・使用禁止条件・床環境の違い ―

掃除機

冒頭要約(結論)

ロボット掃除機は、機種ごとに

「どこまで自動化できるか」 と 「使えない環境」 が大きく異なる。

本記事では、清掃性能や評価ではなく、

取扱説明書に記載された仕様・制限・使用禁止条件に基づき、

8機種を横並びで整理する。

比較対象製品の前提整理

メーカー型番
Xiaomiロボット掃除機 X20 Max(D109GL)
SwitchBotお掃除ロボット S20
DreameDreameBot L20 Ultra Complete(RLX41CE)
iRobotRoomba Combo j9+(RCA-Y1)
EufyClean X9 Pro(T2320)
RoborockS8 Pro Ultra(S81USP)
EcovacsDEEBOT X2 OMNI(DEX86)

※ いずれも屋内・家庭用の床清掃を想定した製品。

自動化の範囲の違い

ステーション機能の対応状況

機能対応機種
自動ゴミ収集Xiaomi / SwitchBot / Dreame / iRobot / Roborock / Ecovacs
モップ自動洗浄Xiaomi / Dreame / Roborock / Ecovacs
モップ乾燥Xiaomi / Dreame / Eufy / Roborock
自動給水SwitchBot / iRobot / Roborock
洗剤自動投入Dreame

※ Eufy Clean X9 Pro は、ゴミ収集・給排水を行うステーションを持たない。

使用禁止条件・使えない環境

全機種共通の禁止事項

  • 屋外での使用
  • 商業・工業環境での使用
  • 浴室・プール周辺など水回りでの使用

機種ごとの注意点・制限

  • iRobot Roomba Combo j9+
    タイル、大理石、コンクリートなどの石材床は、故障しやすい場所として指定されている。
  • Eufy Clean X9 Pro
    大量の水を吸引する用途には対応していない。
  • Roborock / Dreame / Ecovacs
    毛足の長いカーペットやシャギーラグは使用制限または禁止がある。
  • Ecovacs DEEBOT X2 OMNI
    濡れた表面での使用は禁止されている。また、乳児が眠っている部屋での使用は想定されていない。

床材・段差に関する制限

項目内容
段差多くの機種で 20mm以上は乗り越え不可
長毛カーペットiRobot / Roborock / Ecovacs / Eufy は明確な制限あり
濃色床iRobot はセンサー誤認識の注意あり

動作モード・運用上の制限

  • おやすみモード中
    • SwitchBot:清掃が再開されない
    • Roborock:自動ゴミ収集が作動しない
  • 長時間放置
    • Xiaomi / Ecovacs:スリープまたは電源オフに移行
  • 本体電源オフ
    • Eufy:予約設定が消去される

向いている人・向いていない人

自動化を最大限に任せたい場合

  • Xiaomi X20 Max
  • Dreame L20 Ultra
  • Roborock S8 Pro Ultra
  • Ecovacs X2 OMNI

→ 洗浄・乾燥・給水・ゴミ収集までステーションで完結する。

カーペットを濡らしたくない場合

  • iRobot Roomba Combo j9+

→ モップを本体上部まで持ち上げる構造。

設置スペースが限られている場合

  • Eufy Clean X9 Pro は注意が必要

→ ステーション周囲に一定のスペースを要する。

石材・タイル床が多い場合

  • iRobot Roomba Combo j9+ は不向き

→ 取扱説明書上、使用環境として推奨されていない。

選び方の結論

ロボット掃除機は、

**「できること」よりも「できない条件」**の確認が重要になる。

  • 自動化の範囲が広いほど、使用条件や制限も増える
  • 取扱説明書に記載された禁止事項は、構造上の限界を示している
  • 設定や工夫で回避できない制限も多い

自宅の床材・段差・カーペット・設置環境を先に整理し、

使用条件に合致する機種だけを候補に残すことが、最も確実な選び方になる。

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